小惑星の地球衝突を論議する国際会合
2021年5月4日 OBの熊谷さんからレポートがありました。 OBの熊谷です。先週、小惑星の地球衝突を論議する国際会合(プラネタリー・ディフェンス会議)があり、参加しました。 はやぶさ2の衝突実験 成功が 衝突回避法 の開発を加速させており、2022~23年にはNASAと欧州が探査機を小惑星ディディモスの衛星にぶつけて軌道変更に挑戦するそうです。 衝突の危険性が高い「潜在的に危険な小惑星」の一つとして注目されている 小惑星アポフィスの2029年4月13日の地球超接近(地表から3.8万キロ、3.3等級になる)も大きな話題でした。欧州からは探査衛星「アポフィス・エクスプレス」を打上げて出迎え、着陸のアイディアも。そして、世界天文年から20周年でもある2029年を「世界プラネタリー・ディフェンス年」とするよう提唱することが確認されました。