投稿

ラベル(天体写真)が付いた投稿を表示しています

木下さんの太陽活動領域 13664

イメージ
2024年5月20日 OBの木下さんから5月にXクラスフレアを数回発生した太陽活動領域の素晴らしい写真を提供いただきました。  -------- 今月上旬はXクラスフレアが何回も発生して、日本でも低緯度オーロラが本州でも見えたようです。 今回のXクラスフレアは5月2日に登録された活動領域13664で発生しました。 5月9日から活動領域の面積が急激に増えて5月11日に最大面積となりました。 Xクラスフレアは5月8日から5月15日までで12回発生しています。 最大レベルのフレアは5月14日に発生したX8.7ですが、太陽面の西端だったので地球には直接的な影響はなかったようです。次に大きなフレアは5月11日に発生したX5.8です。 フレアそのものは撮影できませんでしたが、5月2日から5月14日までの活動領域13664の黒点をFC-50で撮影して組み写真にしました。欠測日は5月6日~5月8日と5月13日の計4日です。(写真1) 5月10日は活動領域13664の近くに大きなプロミネンスが見えていたので、活動領域と一緒にLS60THaで撮影しました。(写真2) 同じ5月10日はNERIUS-150EDTで活動領域13664の拡大撮影も行いました。(写真3) これらの画像を参考までに添付します。 写真1:5月2日から5月14日 13664の黒点 組み写真 写真2:5月10日 活動領域13664近くの大きなプロミネンス 写真3:5月10日 NERIUS-150EDTによる活動領域13664の拡大撮影

木下さん撮影の渦巻銀河NGC253

イメージ
今年も残すところわずかとなりました。 OBOGの今年2023年の傑作のひとつとして木下さんの渦巻銀河NGC253を掲載します。 ちょうこくしつ座の渦巻銀河NGC253は木下さんが撮影された さいたま市では 南中高度で30度しかなく、南側の東京の光害が激しいです。悪条件にもかかわらず視界の狭い自宅マンションのベランダからこのような素晴らしい天体画像を撮影するには、機材だけではなく撮影方法や画像処理の工夫と努力の賜物だと思います。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 以下、木下さんのコメントです。 10月入手したAskar 151PHQで星雲や銀河を撮り始めました。 取り扱いにやっと慣れてきたところです。 参考までに今月初めに撮ったちょうこくしつ座の渦巻銀河NGC253を添付します。 カラー画像とモノクロ画像を別々に撮影して、LRGB合成しました。 約2倍でトリミングしています。 【撮影日時】 2023年11月1日 20時12分51秒 露出 398分 【撮影方法】 カラー画像:SharpCap、Gain 250、180秒x20、240秒x20、300秒x10、-10℃/モノクロ画像:SharpCap、Gain 250、120秒x10、150秒x20、180秒x46、-10℃ 【撮影機材】 望遠鏡:その他 Askar 151PHQ カメラ:ZWO ASI2600MC Pro カラー画像:Sightron Quad BP Filter Ⅱ/モノクロ画像:Astronomik ProPlanet 642 Filter/タカハシ EM-200赤道儀 + MGEN-3によるオートガイド 焦点距離 1057mm 画像処理 ステライメージ、BlurXTerminator、DeNoise AI、Photoshopで画像処理、約2倍でトリミング ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー NGC253は私達が所属している「局部銀河群」のすぐ隣に位置する「ちょうこくしつ座銀河群」の銀河です。地球から1070万光年で、直径は7万光年と天の川銀河より少し小さな棒渦巻銀河を斜め横から見ているものです。

作業チームがアルバムを編集、竹澤家に贈呈しました

イメージ
 (竹澤さん天文写真ベストテンチームからの報告です) 故竹澤康光さんの天文写真のベストテン選定については、9月11日にお伝えしたとおりです。 その後、作業チームがアルバムの編集を行い、10月8日、蛭沼謙さんが代表とし竹澤家をたずね、夫人とご家族に贈呈しました。同チームは、これに先立ち、7月2日に竹澤家を訪問して遺された膨大な写真から22の候補を選定し、投票に備えました。 作業チームは、埼大の3名(木下成夫さん、蛭沼謙さん、星野智之さん)と戸山高から2名で、OB熊谷謙一さんが調整役を務めました。なお、竹澤さんはOBOG会の初代幹事長です。 竹澤家へ寄贈プリント集2023年09月29日 アルバム寄贈2023年10年8日 アルバム準備7月2日

竹澤康光さん(S48卒)の天文写真ベストテン選定の結果

イメージ
  竹澤康光さん( S48 卒)の天文写真ベストテン選定の結果をお知らせします。 竹澤さんが在籍をした戸山高校と埼玉大学の天文クラブ関係者 42 名の方が投票にご参加いただきした。ご協力ありがとうございました。 10 月 8 日に竹澤さんのお宅を訪問し、ご家族にベストテン選定の結果を改めてご報告をする予定です。 順位 /作品名 /撮影日 /票数 1位 百武彗星と北斗七星(地球最接近の百武彗星)@山梨県大泉村(赤色巨星観測所) 1996.3.26 34票 編集担当解説)百武彗星(C/1996B2)は、最接近の3月25日に 0等級の明るさで、尾が北斗七星より長く見えました。彗星の核が分裂し流れている様子も写っています。北天に位置指定いたため一晩中見えていました。彗星の位置から推定すると3月26日(火)午前1時頃の撮影です。平日の明け方まで頑張っていた竹澤さんの情熱を感じます。 2位 ヘール・ボップ彗星と富士山 1997.3.30 31票 編集担当解説)ヘール・ボップ彗星(C/1995O1)は、最接近の4月1日にマイナス1 等級の明るさでした。1位の96年百武彗星に続いて2年連続の肉眼彗星です。青いイオンテイルと黄色いダストテイルの異なる向きが印象的でした。夕日を追いかけるように彗星が沈んでいきましたが、核が地平線下に沈んでも尾だけ地平線上に見えるほど明るい彗星でした。沈む彗星と富士山が良い位置になるよう撮影場所を選んだ竹澤さんのこだわりを感じます。 3位 北天の日周運動 @中央アルプス千畳敷  1979.1.4 30票 編集担当解説)フィルム時代の一発撮りで、日周運動が150度くらい回っています。10時間ほどシャッターを開けっぱなしで撮影したものと思われます。極寒の1月の千畳敷で夜通し撮影した竹澤さんの若さと情熱の結晶だと思います。 4位 皆既日食のダイヤモンドリング @アメリカ アイダホ州 2017.8.21 23票 5位 富士山と部分日食 @山梨県精進湖  1992.12.24 22票 5位 しし座流星群の流星雨(ついに遭遇しし座流星群大出現)@茨城県久慈郡水府村  2001.11.19 22票 5位 インドの黒い太陽(インドの大地から昇る皆既日食)@インド ロバートガンジ...

木下さんからフレアとループプロミネンス(ポストフレアループ)

イメージ
OBの木下さんからフレアとループプロミネンス(ポストフレアループ)の素晴らしい写真を提供いただきました。 ------------------------ 2023年8月6日朝、太陽で最大等級のXクラスのフレアが発生しました。偶然にも太陽全体像を撮影中に気付きました。 拡大撮影の為に望遠鏡を取り替えているうちにフレアは終了しましたが、その直後にループプロミネンス(ポストフレアループ)が発生していました。このポストフレアループが消失するまで約4時間、インターバル撮影しました。 参考までにアストロアーツに投稿した画像を添付します。 太陽フレアによるループプロミネンス_230806 太陽(Hα&緑色光)_230806 8月8日までここ3日間、フレアとループプロミネンス(ポストフレアループ)をタイミングよく撮ることができました。 8月6日の活動領域13386でのXクラスフレア発生以降、8月7日もMクラスフレア発生後のポストフレアループ、本日は活動領域13386が向こう側に回ってもXクラスフレア発生後のポストフレアループが写りました。 8月8日は太陽全体像を撮影中に活動領域13387でCクラスのフレアが発生していました。 参考までに、関連画像を添付します。 太陽活動領域13386&13387(Hα(疑似カラー)&緑色光)_230807 太陽活動領域13387(Hα(疑似カラー)&緑色光)_230808 太陽(Hα&緑色光)_230808

故竹澤康光さん天文写真ベストテンの投票につきまして

イメージ
投票締め切り8月20日です 。→締め切りました  埼玉大学天文同好会・都立戸山高校天文班などで活躍した竹澤康光さんが2022年10月に急逝されました。彼は、星々と地上の風景を結ぶ叙情的な天文写真で知られており多くの作品を残しました。2035年の北関東皆既日食をぜひ仲間たちと見たいという竹澤さんの想いを引き継ぐため、これまでの天文写真からみなさんの投票により、ベストテンを選定します。なお、これは、埼大・戸山高OBOGの天文有志による合同の企画です。 8月20日に投票を締め切り、8月下旬に結果を掲載します。 ------------------------------------------ 投票ページはこちらです。 (新しいウィンドーが開きます)10作品を選び投票ください。 このブログに掲載した22作品は、個々の画像をクリックすると拡大画像が表示されます。 1.北天の日周運動 @中央アルプス千畳敷1979.1.4 露出時間:10時間 カメラ:ニコマートFTN レンズ:50mm F1.4→F8 フィルム:エクタクローム64 2.八ヶ岳に沈む星々 3.富士山と月、三惑星 @山梨県精進湖1984.1.29 露出時間:20秒 絞り:2.8 フィルム:フジクローム100D 4.宇宙を見る眼(天文台の中から見たオリオン座) 5.夜明けのさそり座と富士山 @山梨県観音平1991.1.20 露出時間:15秒 カメラ:ニコンF2 レンズ:50mm F1.4→F2.8 フィルム:フジクローム ベルビア 6.メキシコ日食 1991.7.11 レンズ:円周魚眼 フィルム:フジクローム ベルビア6x7 7.朝焼けの中の星たち @山梨県韮崎1992.1.3 8.富士山と部分日食 @山梨県精進湖1992.12.24 7時23分 欠け始め 最大食分 0.54 露出 5分間隔 9.富士山にかかる三日月、金星、水星 @静岡県足柄峠1993.2.24 5分毎に24回露出 カメラ:NikonFE2 レンズ:35mm F2.0 10.インドの黒い太陽(インドの大地から昇る皆既日食)@インド ロバートガンジ1995.10.24 カメラ:Pentax67 レンズ:55mm F4.0 フィルム:フジクローム プロビア6x7 11.百武彗星と北斗七星(地球最接近の百武彗星)@山梨県大泉村(赤色巨星観測所)19...

Mクラスフレアとオリオン大星雲のHDR画像

イメージ
2022年12月25日 木下さんからすごい太陽とオリオン大星雲の画像が届きました。 ********* 先週金曜12/16、太陽を撮っている時に大きなフレアが見えていました。 あとで調べたら、X線強度の強さ5段階の中の上から2番目のMレベルでした。 参考までに太陽全体写真、フレア部分拡大写真、太陽黒点写真を添付します。 10時51分撮影時は、炎のようなフレアが右方向に棚引ていますが、実際には ほぼ真上に放出されています。このフレアは、10時30分から11時30分まで 発生していて、10時01分にM3.5のピークを迎えました。 追伸、先月撮ったオリオン大星雲の中心部が露出過多で白飛びしたので、 今月に短時間露出で再度撮影して、両者をHDR (High Dynamic Range)合成 しました。トラペジウムが見えるようになりましたので、参考までに添付します。 *********