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11月, 2022の投稿を表示しています

2022年むつめ祭

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2022年11月26日 3年ぶりにむつめ祭が開催されました。11月25日~27日の3日間です。 ワッフル販売のみでプラネタリウム投影はありません。 2日目の11月26日は雨と寒さであいにくの天気でしたが、昼頃からお客さんが多くなってきました。 ワッフルは星形のチョコや銀色の粒がトッピングされており、天文同好会らしさが出ていました。直火式ワッフルメーカーが2つしかないため大量に作るのは大変そうでした。 雨でなければ望遠鏡が展示され天文同好会らしさが演出されていたそうです。 あちこちにコロナの影響を強く感じたむつめ祭でした。   ワッフル(チョコレート) ワッフル(プレーン)

皆既月食・天王星食の画像

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 OBの木下さんから2022年11月8日の皆既月食・天王星食の画像をいただきました。 ------- 私はベランダで写真を撮りました。 南向きの為、真東より北から登ってくる月は最初は見えませんでした。部分月食が始まって半分近く欠けた頃にようやく見えてきました。皆既月食をメインに考えていたので、部分食は練習がてらにインターバル撮影していました。 皆既月食直前から本番となり、特に最大食の頃からは視野に天王星が入ってきてどんどん月に近づく様子をモニター画面で眺めていました。 天王星が月に潜入する直前に、予報よりも早めに潜入しそうになって慌てた結果、厳密な第1接触の画像を逃してしまいました。 天王星の潜入と皆既月食の終了がほぼ重なり、山場を越えました。 最後に天王星の出現直前から3分間の撮影で第3接触から第4接触までを撮りました。 この頃にはレンズの方向が上の階のベランダに少し被っていました。ここで撮影を終了しました。 画像処理に手間取り、昨日やっと天王星食の写真をアストロアーツに投稿しました。 参考までに画像処理した4枚の写真を添付します。 皆既月食に露出を合わせているので、天王星は露出オーバーになりました。 天王星食(潜入と出現) 皆既月食中の天王星の接近 皆既月食の開始から終了 皆既月食(最大食)と天王星 撮影機材  レンズ:Canon EF600mm F4L IS II USM  カメラ:ZWO ASI2600MC Pro  赤道儀:ビクセン SXD2赤道儀

皆既月食・天王星食観望会

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 2022年11月8日 天文同好会の現役から皆既月食と天王星食のOBOG会へお手伝いの依頼がありました。OBOG会から野平会長、内河さん、坂本さん、星野の4名が参加しました。 OBOG会から寄贈した望遠鏡、赤道儀、CMOSカメラの組み立てをレクチャーし現役に組んでもらいました。月食が始まると人が増え始めました。大学内の駐車場でしていたため会員以外の帰り途中の大学関係者も何人か見に来ました。 天王星潜入の20時40~41分にみんなで画面を見守り、皆既月食中の暗い月に天王星が隠れたときは歓声があがりました。 天王星潜入 天王星出現の21時20~21分になると皆既月食が終わり部分月食になり、月がかなり明るくなっていました。みんなで画面を見守り、月のふちにコブのようなふくらみを見つけたときはまた歓声があがりました。 天王星出現 電子観望は複数人で同時に見えるのでスポーツのパブリックビューイングのように体験を共有できます。新しい観望会の姿だと思いました。 月と天王星の明暗差が大きいため電子観望では星の色がよくわかりませんでしたが、望遠鏡で眼視では赤い月との対比で天王星が青いことがはっきり分かりました。明暗差が激しいものは人間の目の方が優れているようです。 望遠鏡のアイピースにスマホをのぞかせて野平さんが撮影 天王星が青く見えます OBOGはサポートに回るつもりでしたが、月食と天王星食を楽しませてもらいました。今後、現役とOBOG会の合同観望会が開催できたらいいと思いました。

珍しいプロミネンス

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 OBの木下さんから珍しいプロミネンスの画像をいただきました。 8月29日のポストフレアループと10月27日の3か所で巨大プロミネンスです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー OBの木下です。相変わらず、晴れたら太陽を撮っています。最近は太陽の活動が活発になってきて、Mクラスのフレアが発生するレベル3の予報が出始めました。8月29日に撮った太陽に西端でCクラスのフレアが発生したようで、特異なループ状のプロミネンスが見えました。その約1時間半後には、ループが弾けて飛び散る様子が見えました。参考までに両方の疑似カラー写真①②を添付します。モノクロのままで部分拡大した画像③も作成しました。 ネットで調べたら、フレアが発生後に1000万度のループ状のフレアが彩層温度まで冷却することで見られる構造を「ループプロミネンス」または「ポストフレアループ」と呼ばれる、と書かれていました。 ①2022年8月29日07時57分 ポストフレアループ疑似カラー ②2022年8月29日09時39分 ポストフレアループ疑似カラー ③ ①と②の元モノクロ画像の拡大(左方向が北になります。) プロミネンス関連でもう1件のトピックスがあります。 10月27日のプロミネンスは、通常撮影ではほとんど見えないほど淡いものでしたが、 露出時間を伸ばすにつれて大きくなりました。最終的に左上には大きく広がったプロミネンスと、右下には細く伸びた2本のプロミネンスが現れました。参考までに画像④を添付します。 特に右下の下側のプロミネンスの高さは太陽の直径の約1/5ほど、地球の直径のほぼ20倍の大きさになりました。11年間太陽を撮ってきましたが、これほど巨大なプロミネンスは初めて見ました。 ④2022年10月27日 左上と右下に大きなプロミネンス 撮影機材 望遠鏡:LUNT LS60THα/PT/B1200 カメラ:ASI183MM 赤道儀:8月29日 ビクセン GP2赤道儀     10月27日 タカハシ EM-200赤道儀